満員電車はどうすればなくなるのかを割と真剣に考えてみる
とある動画を見て
この動画を見て、会社の夏季休暇を利用して自分も満員電車について語ります。
(この動画は私が投稿したものではありません。)
この動画の結論として、満員電車の対策としては下記らしいです。
- 時差Biz
- テレワーク
- 休暇日をずらす
どれも会社に依存する手段のため、自分たちが簡単にはできない場合も多い。
それに対するコメントはYouTubeにてしています。
上記の他にも何かできることはないか?と考察した結果です。
満員電車の原因とその解決策
主な原因
- 都心部へのアクセスのしやすさ⇔田舎のアクセスの悪さ、暮らしにくさ
- 仕事が都心に集中しすぎ
- 都心の家賃の高さ
- 交通費は全額支給されるのに対し、家賃補助は会社によってまちまち(ここは会社によりけり)
これらが挙げられると思います。
解決策
- 引越しの最適化
- 都会と田舎のバランスを取る
- 会社が色んな場所に拠点を立てる
- 近くの社宅に住まわせる
- 補助を交通費ベースではなく、家賃ベースにする
ということをする必要があるのかな?と個人的には感じています。 でも個人でできるのは一番上だけ・・
一番具体的な解決策
下記に根拠とか色々書いてますが簡潔に結論だけ見たい!という方向け。
「これから引っ越しを予定される人は【引越しの最適化】」
です。以上。 これから先は根拠とかつらつら長文
【引越しの最適化】
お上りさんなど、就職して東京に来ました!という人は、就職という急場で満員電車の実態を知りながら引っ越す人はどれほどいるでしょう?
また、同棲や結婚で新生活をする場合に、 共働きがデフォルトとなっている昨今でお互い不満なく通勤できる家庭がどれほどあるでしょう?
はたまた、転職した場合には通勤距離が以前より増えるので引越ししますか?我慢しますか?
ここで「家賃と通勤時間の兼ね合い」をメインに据える方が多いと思われます。
当たり前の話ですが遠くから来ている人が多い電車ほど、都心部に近づくにつれ乗車率は上がっていきます。駅数は少ないほどいいということになります。
つまり、遠くから来ている人が少なければ、都心部に近づいてもさほどダメージは受けないかもしれないです。
(ただしこうなった場合、満員電車である時間が短縮されても、人々に圧縮されて混雑率は上がるでしょうが)
現状、もし仮に「全員が最短距離で通えるルート」だとしたら、電車に乗らなくて良いことになります。
色んな要素*1が絡み合い、電車に乗らざるを得ない状況になっているのです。
この色んな要素を解決してくれるのが、最近では『イエプラ』(どんな家に住みたいかを賃貸関係の人とチャットしながら話を進めるアプリ)等です。
(イエプラの回し者ではありません。イエプラの評判も賛否両論です。自分は使いましたが。)
つまり、イエプラのようなアプリを導入し、引越しの最適化を検討できたら、と思います。
自身の最適な最寄駅は何かを熟考する必要があるように思われます。
独り身の時は会社の近くで良いですが、例えば勤務先がコロコロ変わる会社は?営業は?夫婦で勤務先が真逆なら?
また、これを自分一人でなく、多くの人が行うことで都心部(と始発駅)の人間が集中し、郊外の人が少なくなり、通勤距離が短くなり、満員電車が緩和されるのではないか、という推察です。
一人一人の通勤距離が短くなれば、それだけ満員電車の絶対数が減ると思われます。
【都会と田舎のバランスを取る】
便利さ故、人々はどんどん都会に集まって来ています。売り上げも然り。
反面、田舎は加速度的に過疎化しています。
少子高齢化の煽りもあり、これから先とどまることを知らないでしょう。
よく「老後は田舎で〜」という話をよく聞きます。
しかし、老後こそ郊外ぐらいの便利さがないと、車移動すらも困難な昨今、難しいのではないでしょうか?
田舎の家電量販店やスーパーはそれこそ車で何十分かけて行くこともしばしばあります。
そうするとこれから先、少子高齢化の兼ね合いもあって
お金持ちは都心に、そうでない人や高齢者たちは郊外に集まるのではないかと思われます。
お金持ちはピラミッドの頂点ですから、そうでない人はたくさんいる≒郊外にたくさん人が集まるように思います。
また、【引越しの最適化】でも出ましたが、通勤距離との兼ね合いによりやはり郊外の人々が増えるように思われます。
そこで、例えば田舎に向けた電車がもっと便利であれば、田舎に仕事がもっとたくさんあれば。
田舎と言わずとも、例えば郊外に仕事がたくさんあれば、「通勤が楽」という理由で人々が集まるかもしれません。
これから先、郊外や田舎の仕事が増えると良いですが。
下り電車は嫉妬するほどに電車が混んでいません。羨ましい。
但し、今すぐ線路を作れ!といっても現実難しいのが難点ですね。
実家で引っ越したくないという方にはいいのかもしれません。
(現実問題どうなんでしょう?自分が経営やマーケティング等行なっていないため推測が限界。)
【会社が色んな場所に拠点を立てる】
会社が色々な場所に拠点を立てるのは通勤には便利です。
しかしそれ以上の会社側のデメリットとして
- 連絡が取りづらい
- セキュリティが強固な企業は手続きが面倒
- 竣工に時間がかかる
- お金がかかる
などがあると思います。 それ以上のメリットが享受できないことにはあまり現実的ではないかもしれません。。
【近くの社宅に住まわせる】
これも独り身だとしたらとても有り難いことです。
但し、社宅の環境が劣悪だった場合や、【引越しの最適化】で話したような色んな要素が絡み合い、自分で探すという方もいらっしゃいます。
【補助を交通費ベース→家賃ベースにする】
会社側であれば、これを個人的にはおすすめしたいと思っています。
自身の観測範囲でしかないですが、家賃 < 交通費ベースな企業が多いように思われます。
おそらくいい家を借りる(買う)と青天井になってしまうからでしょう。
今の補助を表すと、1の企業が大半ではないでしょうか?
- 「家賃一定まで」/「交通費全額支給」
- 「家賃一定まで(但し家賃の上限はAより高い、柔軟)」/「交通費一定額支給」
しかし、Bの方がいいのでは?と個人的には思います。 そして、勤務地からの距離の計算をして、会社に近いほどお得にした方がいいのでは?と思います。 (その計算が面倒だとは思いますが。。)
(ただしこの施策を仮に今すぐやると会社から家が遠い人から顰蹙を買うので引っ越し予定の人から徐々に移行した方がいいかとw)
結論
というわけで現実的に私たちができる対策は
「これから引っ越しを予定される人は【引越しの最適化】」
なのかな、と結論づけました。 実家暮らしの人はちょっと難しい。実家だったら無理に引っ越さなくてもいいし。
他にもチマチマとした対策はあると思います
- 遅延、トラブルの少ない沿線に乗る(主にホームドアが設置されているところ)
- 物理的に分散しての乗車(自分の降車駅の階段付近の号車に集中しない)
- マナーの向上(無理な乗車をしない。ドアに物を挟むな!ドアに傘を挟むな!ドアに自分を挟むな!)
もし長い長い通勤電車の中で勉強でもできたら生産性は少し上がるのかなーと思ったり。
満員電車の与える影響は計り知れないです。
参考: commute-esc.com
会社に甘えんじゃねえ!しのごの言わずにお金を稼げば都心に住めてチャリ通できるぜ!!という方もいます。
超絶ド正論です。ただ正論で世の中回っているなら世界中の人間みんなハッピーです。満員電車の存在しない美しいユートピアがそこにはあるはずです。
でも使えるものは使った方がいいじゃないですか。みんなで首輪を奪い合うのはもうやめましょう。今は令和ですもの。
こういうのあったらいいなみたいな施策とかAIとかあればコメント欲しいです。
個人的にこういうのあったらいーなみたいなもの
- 乗車や降車、乗車率の統計を取り、各人にとって最適な場所や駅名を表示してくれるAI
- 【補助を交通費ベース→家賃ベースにする】で紹介した家賃と交通費をいい塩梅で計算してくれる計算機